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2022年8月13日
不妊鍼灸

不妊症を引き起こす3大原因とは!?

不妊症の原因には様々なものがあります。現代では女性側だけではなく、男性側にも原因があり、その比率は1:1くらいにもなる、と言われている時代でもあります。

そんな中で、「不妊症の3大原因」と呼ばれるものがあり、数ある不妊症の原因の中でも良くみられる原因が3つあります。

今回はその「不妊症の3大原因」について説明し、原因について理解を深めていただくと共に、鍼灸治療でどのようにアプローチしていくのか?までを解説していきます。

もしもあなたが、なかなか妊娠できないとお悩みであれば、ぜひ最後まで読んでみてくださいね!

不妊症の3大原因

不妊症の3大原因とは、女性側の原因である「排卵因子」「卵管因子」の2つに、男性不妊因子を加えた3つの原因のことを言います。まず、それぞれについて解説していきます。

【排卵因子】
簡単に言うと、排卵の周期が定まってなかったり、うまく排卵されていない状態のことを言います。排卵がされていないと、そもそも自然妊娠や人工授精での妊娠はできないので、妊娠できない要因となってしまいます。

自分で基礎体温を調べて、きちんと2層に分かれている場合は大丈夫ですが、これに当てはまらず、月経不順となっている場合は、排卵因子による不妊の原因があるかもしれません。

ストレスや疲労などによってもホルモンバランスが乱れて起こることはありますが、高プロラクチン血症や、多嚢胞性卵巣症候群などの病気によるものもあるので、当てはまる方は早めに病院を受診しましょう。

【卵管因子】
受精は卵管で行われますが、卵管が閉塞したり癒着してしまうことで、卵管に卵子が取り込まれづらくなるために、不妊になってしまうものです。

性器クラミジア感染症や、盲腸などの骨盤内の手術を受けたことがある人、子宮内膜症によるものなど、卵管因子を引き起こす原因は様々あります。

この卵管が詰まっている状態を改善するには、必ず病院での治療が必要になります。詰まった状態でいくら鍼灸治療や、他の妊活にいいことをしても意味がないので、まずは病院を受診するようにしましょう。

【男性不妊因子】


男性側の不妊因子は、大きく分けて3つあります。「造精機能障害」「性機能障害」「精路通過障害」の3つです。

「造精機能障害」と言うのは、精子の数が少ない、動きが悪い、奇形率が増えるなどのことが起こることで、妊娠しづらくなってしまうことです。原因は様々ありますが、現在のところ多くは原因不明とされています。

しかし、日常生活の問題やストレス、疲労なども大きく影響するので、セルフケアも重要となります。その他、漢方薬やビタミン剤などで様子を見ることもあります。

「性機能障害」とは、勃起障害と射精障害があります。この原因には神経性や血管性のものがありますが、最も多いのは心因性と言われる精神的なものが原因によるものです。

妊活に対するプレッシャーやストレスなどが原因で勃起しない、あるいは射精がうまくできないことで不妊につながってしまうものです。

「精路通過障害」とは、精子は作られているのに、精子の通り道が何らかの疾患や腹部の手術痕などによって塞がれてしまい、精液中に精子が出てこないものです。

このような状態であっても、精子の通り道を作ってあげたり、精巣内から直接精子を摘出して顕微受精することも可能なので、妊活を行うことは可能です。

3大原因に対する鍼灸のアプローチ

先ほど説明した不妊症を引き起こす三大原因に当てはまってしまっている方も、ちゃんと治療法はあるので安心してください。

しかし当院では鍼灸治療をしていますが、全てに対応できる訳ではありません。原因によっては病院でちゃんと対策を取らないといけないものもあるので、鍼灸だけに頼らず、病院と併用して妊娠する準備をしていくことをオススメしています。

【鍼灸治療では対応できないもの】
女性側の原因である「卵管因子」、男性側の原因の「精路通過障害」は鍼灸治療では対応できません。

どちらも、妊活において必要な通路を疾患や癒着などによって塞いでしまっているものなので、鍼灸治療でそれを通すことは不可能です。この二つの原因の場合は、病院できちんと対策、治療を行うことをオススメします。

【鍼灸治療で対応できるもの】
女性側の「排卵因子」、男性側の「造精機能障害」「性機能障害」については、鍼灸治療でも改善を図ることが可能です。

それはなぜかというと、これらの原因はホルモンバランス、自律神経、血流障害によることが多いからです。鍼灸治療はこれらすべての原因に対して効果があるとされています。

鍼灸治療で使用する全身にあるツボというのは、子宮や卵巣、精巣への血流を良くしたり、ホルモンバランスを整えたりするツボなどがあります。

それぞれの体の状態に合わせて、このツボを選んで刺激を入れることで、その効果が発揮され、体質から変わっていくので妊娠しやすい状態となります。

ただし、もちろん鍼灸だけの施術に頼るのは、疾患の有無や状態によっても不安です。なので、鍼灸治療と病院での治療を併用しながら体質改善を図っていくのがベストでしょう。

最後に

今回は不妊症を引き起こす三大原因について解説し、鍼灸治療で対応できるもの、できないものについてお話をしていきましたが、いかがでしたでしょうか?

今回お話した三大原因は、よく不妊の原因でも見られることですが、そのような原因が見つかった場合でも、ちゃんと妊娠することはできるので安心してくださいね。

ただし、きちんと体質を良くしていくには、その原因にあった対策を取っていく必要があります。

もしもあなたがこれらの原因に対して、病院で治療を行なっているのに思うような結果が得られていない場合は、一度鍼灸治療を取り入れてみてはいかがでしょうか?

鍼灸整体院リッキーは、あなたがいち早く妊娠、出産できるように全力でサポートさせていただきます。

 

著者:鍼灸整体院リッキー代表 鍼灸師 力石直彦