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2022年8月15日
肩こり専門治療

肩こりが頭痛の原因に!?肩こりからくる頭痛の特徴と対策

ひどい肩こりでお悩みのあなた、もしかして頭痛の症状も現れていませんか?

実は「頭痛の7割は肩こりからくる緊張型頭痛」と言われるくらい、肩こりと頭痛は密接に関係しているのです。

肩こりというのは、首や肩の筋肉が過度に緊張して血流が悪くなっている状態です。そして、首の筋肉は実は頭まで繋がっているので、筋肉の過度な緊張による「緊張型頭痛」を引き起こしてしまうことがあります。

今回は、肩こりからくる頭痛の特徴や対策について詳しくお話ししていきますので、ひどい肩こりで悩んでいて、頭痛の症状もあるという方は、ぜひ最後までお読みください。

肩こりからくる頭痛【緊張型頭痛】の特徴

頭痛には大きく分けて3つの種類があります。「緊張型頭痛」「片頭痛」「群発性頭痛」の3つですが、この中で肩こりが原因で引き起こされる頭痛は「緊張型頭痛」に分類されます。

緊張型頭痛というのは、首から頭にかけての筋肉が過度に緊張することで血流不足となり、頭蓋骨を覆う筋膜の感受性(感覚)が敏感となり、神経が刺激され頭痛の症状を引き起こしてしまうというものです。

つまり、肩こりや首こりなどが原因で、筋肉の緊張が強くなることで頭痛が引き起こされてしまうのです。

筋肉の過度な緊張が原因で引き起こされるので、この緊張型頭痛の症状の現れ方には、いくつかの特徴があります。

①同じ姿勢を続けていると悪化する
②夕方や仕事終わりにつらくなる
③後頭部や側頭部が締め付けられるような感覚
④お風呂に入ると軽減する
⑤寝不足で悪化する

これらの特徴に当てはまるようでしたら、あなたの頭痛は肩こりが原因でくる緊張型頭痛でしょう。

緊張型頭痛を引き起こす3つの悪い生活習慣

先ほど説明した通り、緊張型頭痛の原因は首や肩の筋肉の過度な緊張、つまり肩こりです。なので、肩こりを引き起こす生活習慣を普段からやっていることで、緊張型頭痛を引き起こしてしまうのです。その中でも、特に肩こりを引き起こす悪い生活習慣を3つ紹介します。

①長時間同じ姿勢を続けている
仕事での長時間のデスクワーク、スマホの見過ぎなど、長時間同じ姿勢をしていることで筋肉の過度な緊張を引き起こしてしまいます。

ただ座っているだけに思うかもしれませんが、実は筋肉は姿勢を支えるために常に働いています。特にパソコンやスマホは画面を見るために首が下にさがるので、首や肩の筋肉に負担がかかりやすい状態となってしまうので、注意が必要です。

②運動不足
長時間同じ姿勢を続けることで筋肉が過度に緊張してしまうということは、逆に言えば動かすことで緊張はほぐれるということです。

その為、運動不足の人は筋肉の緊張がほぐれづらいので、緊張型頭痛になりやすくなってしまいます。

③睡眠不足
睡眠不足がなぜ緊張型頭痛を引き起こすのかというと、自律神経の乱れを引き起こしてしまうからです。

睡眠不足になると自律神経が乱れて「交感神経優位」という状態に陥ります。「交感神経優位」とは、簡単にいうと体がリラックスできず、常に力が入っている状態です。

その為、余計に普段から力が入っている状態で筋肉の緊張が起こりやすいので、緊張型頭痛を引き起こしやすくなります。

肩こりからくる頭痛の対策3選

ここまでのお話で、なぜ肩こりからくる頭痛【緊張型頭痛】が引き起こされてしまうのか、わかっていただけたでしょうか?原因がわかれば、対策もわかります。

そして、この対策は頭痛だけではなく、その原因となっている肩こりの軽減にもつながります。この対策を行い、頭痛と肩こり、両方にアプローチしていきましょう。

①長時間同じ体勢を取らない
少なくとも一時間に一回は立ち上がって背伸びをしたり、ストレッチをするなどして、同じ姿勢が続かないようにしましょう。

仕事でそれができない場合は仕方ないですが、スマホやテレビ、運転などはこまめに休憩をして、長時間同じ姿勢を取らないように気をつけましょう。

②肩(肩甲骨)を動かす
運動不足が緊張型頭痛を引き起こすと先ほどお伝えしました。ただ、運動不足を解消するために闇雲に運動をしても、肩こりからくる緊張性頭痛の改善にはつながりません。

どのような運動をするべきかというと、肩(肩甲骨)を動かす運動をするべきです。それはなぜかというと、緊張性頭痛を引き起こすのは、首や肩の筋肉の過緊張なので、首や肩周りの筋肉を動かしてあげることが必要だからです。

そして、首から肩周りの筋肉のほとんどは肩甲骨についています。なので、肩甲骨を動かすような運動(水泳やバレーボールなど)をすることで、緊張がほぐれ肩こり、緊張型の頭痛軽減につながります。

ただ、別に運動までする必要はありません。肩甲骨さえ動けばいいので写真のように手を上にあげて、肘を引く、という動作を繰り返すことでも十分です。とにかく肩を上にあげるなどして、肩甲骨を動かすように意識しましょう。

③睡眠をしっかりとる
睡眠不足による自律神経の乱れを整えるために、しっかり睡眠をとるようにしましょう。

もしも仕事などが原因で、しっかり睡眠を取れないという場合には、お風呂などに使って体を温めることも、自律神経の乱れを整え、体の緊張状態を緩める対策となります。どうしても睡眠が十分取れないという場合は、お風呂にだけはしっかり浸かるようにしましょう。

最後に

今回は肩こりからくる頭痛【緊張型頭痛】の特徴と対策についてお話をしていきましたが、いかがでしたか?

冒頭でもお話ししたように、「頭痛の7割は肩こりからくる緊張型頭痛」です。肩こりが辛いと感じていて、頭痛の症状も伴っている場合、その頭痛はおそらく肩こりが原因と言えるでしょう。

しかし、今回説明した対策を行うことで頭痛と肩こり、両方にアプローチして症状の軽減を図ることができるので、辛い肩こり、頭痛でお悩みの方は、ぜひ対策を行ってみてくださいね。

そして、もしもその対策を行っても良くならない場合は、相当仕事の負担が強いか、これまでの蓄積が大きいのかもしれません。そのような場合は、一人で悩まずお気軽にご相談ください。

鍼灸整体院リッキーはあなたの肩こり、頭痛のお悩みに対して全力でサポートさせていただきます。

著者:鍼灸整体院リッキー代表 鍼灸師 力石直彦