
不妊治療をしているけどなかなか妊娠しない、病院に行って検査をしても原因が見つからず、「私はどうしたらいいんだろう・・・」とお悩んでいるあなた。
実際、このように検査をしたけど特別異常は見られないという方が、たくさん当院にもご来院されます。
しかし、病院の検査で原因が見つからなくても、妊娠しづらい原因というのは、東洋医学ではちゃんと見つかります。
今回は、なかなか妊娠できない人の体の特徴についてお話しします。簡単な対策についてもお話ししますので、もしも不妊の原因がわからず悩んでいる方は最後まで読んでみてくださいね。
不妊症になりやすい人の特徴3選
①お腹が硬い
仰向けになって下腹部(おへその5cm程下)を押した時に「手が沈まない」「押したら痛みが出る」という方は、体が妊娠しづらい状態にある傾向にあります。
この「お腹が硬い」という状態は、東洋医学的に『子宮や卵巣の血液循環が悪い』という状態を表します。
子宮や卵巣の血液循環が悪いと「卵の質」「子宮内膜の厚さ」などに影響し、妊娠しづらい状況となってしまいます。
一度仰向けになって下腹部を押してみて、痛みがないか?ちゃんと手が沈むかどうかを確認してみましょう!
【対策】
・下腹部を温める(オススメはお灸)
・冷たい飲み物を飲まない
もしも痛みがあったり、お腹が硬くて手が沈まないという場合は、この二つの対策を行ってみて、子宮や卵巣の循環が良くなるようにしていきましょう!
②股関節が硬い
写真のように股関節を曲げた時に、太ももが胸につかない、あるいは両方の足の裏をつけてあぐらをかいた時に、太ももの外側が床につかないなどというように股関節が硬くなっている方は、妊娠しづらい傾向にあります。
股関節が硬くなっているということは、お尻や太ももの前側など、骨盤周りの筋肉が緊張しすぎているということです。
骨盤話周りの筋肉が緊張しすぎていることで、骨盤に対して外側から圧迫の力が加わってしまい、骨盤の中の血液循環が悪くなってしまいます。ということは、先ほど説明したように子宮や卵巣の血液循環も悪くなってしまうのです。
【対策】
・股関節のストレッチをしましょう!(方法はなんでもいいです)
・「腿上げ」「階段昇降」など、股関節がしっかり曲がる運動をしましょう!
特に、昔から股関節が硬いという方はしっかりこの対策を行うようにしましょう!
ここでポイントは、別に柔軟性が上がる必要はないということです。ストレッチを行う、股関節を動かす運動をするということで、骨盤内の血液循環は良くなってくれるので、続けてても柔らかくならない・・・と落ち込まなくて大丈夫です。
定期的にストレッチ、運動を行なって、血液循環がいい状態を作っていきましょう!
③肩こりがひどい
意外に思われるかもしれませんが、肩こりがひどい方も妊娠しづらい傾向にあります。過去見てきた不妊の悩みで来院された患者さんも、「肩こり」の悩みを抱えていた方は非常に多かったです。
それはなぜかというと、肩こりがひどい人は自律神経が乱れて「交感神経優位」になっている方が多く、体がリラックスできてなくて常に力が入っている状態になっている方がほとんどです。
体がリラックスしている状態の方が全体的に血液循環もよくなりやすいし、ホルモンの機能も正常になりやすいです。
なので、肩こりがない人の方が妊娠しやづい体質になるのです。
【対策】
・肩周りのストレッチをしましょう!
・肩甲骨を動かすような運動をしましょう!
・それでもひどい場合は治療院で治療しましょう!
最後に
今回は【不妊治療専門鍼灸師から見た】不妊症になりやすい人の特徴3選についてお話ましたがいかがでしたか?
もしも今回お話しした「お腹が硬い」「股関節が硬い」「肩こりがひどい」に当てはまってしまった場合でも、きちんとその体の状態を良くしていけば、必ず妊娠しやすい状態になっていきますので安心してください!
さらに、鍼灸整体院リッキーで行なっている不妊鍼灸治療を行うことで、より子宮や卵巣の循環が良くなり、妊娠しやすい状態になります。
なかなか妊娠できなくて悩んでいる、少しでも早く妊娠したいという方は、是非お気軽にご相談ください。
【著者名】鍼灸整体院リッキー代表 鍼灸師 力石直彦